専門家の声
専門家の声
共同開発パートナー
自治医科大学
メディカルシュミレーションセンター
センター長
兼務/自治医科大学附属病院
消化器センター・外科部門
教授
川平 洋 博士(医学)
鉗子(かんし)の先端数ミリでの動作が求められる腹腔鏡下手術では「体幹の安定」が手術の安定性に大きく影響を及ぼします。長時間の中腰姿勢でも筋肉に負担を与えずに「歩く・座る」を繰り返すことが可能なarchelisによって、術中の安定動作の向上が実現できると考えます。さらに医療従事者が抱える特殊な環境での中腰姿勢をサポートできる器具として、可能性を感じています。
中村 亮一 博士(工学)
膝の角度を固定し脛と大腿部の広い面積で分散して体重を支えることで、疲労軽減と安定した姿勢保持を実現しています。また、片足ずつ独立したセパレート設計により、姿勢に合わせて自由なスタンスで座ることができます。
アルケリスは、今までにない全く新しい製品および技術として、2020年2月にアルケリスの技術を基にJISが制定されました。(JIS B 9810「作業支援用装着型下肢支持用具の構造と試験方法」)
今後、さまざまなシチュエーションで幅広く活用されることを期待しています。
西村 ひろあき
「歩いて、座れる」という一見矛盾した目的を達成するため、アルケリスには新しいデザインアプローチがとられています。
筋肉への負担なく身体を支えるために、甲殻類のような外骨格を身にまとう。アルケリスの基本骨格は、余分な構造をそぎ落とし、「歩く」と「座る」ために必要十分な機能造形から構成されいます。
そのコンセプトと機能美は国内外で高く評価され、グッドデザイン賞(2018)やRed Dot Award(2020)、iF Design Award(2020)など数々のデザイン賞を受賞しています。